自閉症の子どもに対して、あなたの褒める力を倍増する方法

自閉症療育法としてのABA的アプローチ

頭の中ではわかっていても、実際にやって、それを続けることは簡単ではありません。

自閉症の子どもの支援で、最も基本的なこと、お母さんや支援者が一番最初に身につけるべきことは、「子どもを褒めること」であるのは、多くの人がわかっています。

実際にやり続けるためには、具体的な数値目標を設定してください。

朝10回、午後10回、合わせて1日20回子どもを褒めましょう!

とはいうものの「褒めることがありません」という声が聞こえてきそうですよね。特別なことを褒める必要はないのです。子どもの当たり前の行動、普通の行動を褒めてあげてください。「よくトイレにいけたね」、「お着替えができたね」、「おはようが言えたね。」

また、自閉症の子どもはお母さんが手伝って身支度をすることも多いです。手伝ってあげて出来た時こそ、出来たんだから褒めてあげてください。声掛けした時もそうです。声かけして子どもが動いたからと言って安心してはいけません。褒めないと、声かけしないと動かない子どもになってしまいますよ。

あなたに褒める習慣がつくと、子どもも嬉しい顔をします。でも、自閉症の子どもって感情を顔に出すことが苦手というか少ないんですね。褒めてあげても、嬉しそうにすることが少なくなっていきます。ここでやめては元も子もありません。それでも、毎日20回褒めましょう。

褒めることの重要性は2つあります(図には4つ書いてありますが、その中でも重要な2つを説明しますね)。

そもそも自閉症の子どもは、やって欲しくないことを色々やってくれます。普通にしているだけで、お母さんや先生や支援者は、子どもを叱りがちです。子どもを叱っても効果が少ないことは頭の中ではわかっていても、ついつい叱ってしまいますね。あなたが子どもを褒めている間は、同時叱ることは出来ません。そうなんです、あなたが叱る回数を少なくするために、褒めることが役立つのです。

もう一つ重要なことは、他の支援をする時あるいは他の支援の効果を高めるために、日常的に褒めていることが必要なのです。支援には色々なものがあり、たくさんの支援をしてあげなければなりません。そんな支援の努力を無駄にしないためにも、日常的に褒めてあげてください。

後半では、とっておきのテクニックを紹介します。図では、ご飯の囲みの中に「明るく笑顔で」と書いた部分です。

子どもと一緒にご飯を食べる時には、明るく笑顔で食べてください。そうすると、あなたの褒める力が大きくなります。同じように子どもを褒めても、ご飯を食べる時に笑顔で過ごしていると、褒める効果が倍増します。

ご飯って嬉しいものですよね。ご飯自体が欲しいものです。欲しい物(ご飯)と一緒に何かを提示(笑顔)していると、その欲しいものの効果が提示したものにだんだん乗り移ってくるのです。この現象は対提示による条件反射に似ています。二次的好子とも言われます。

1日20回子どもを褒めることをあなたの習慣にしましょう。

ご飯を食べる時は、子どもに笑顔を見せましょう。そうしていると、笑顔で子どもを褒めた時の効果が倍増します。

 

役割とご褒美見せてやらせれば、子どもは伸びる望むがままに。
古林紀哉

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