モチベーション支援への導き(自閉症の子どもの支援)

人間の行動原理に基づいた自閉症のモチベーション支援 とは?

  • モチベーションを刺激し行動を改善する見せるパターン集
  • 1日5分の支援で子どもとの穏やかな生活が訪れる

モチベーション支援【パート1】の動画を無料で公開しておりますので、最後までお読みください

あなたの現状と浪費させられている時間

あなたは自閉症のお子さんを育てています。

  • 子どもの朝のお支度がはかどらず、毎日怒ってばかり。
  • いつ何時子どもがパニックや癇癪を起こすか心配で気が抜けない。
  • 一度言い出すと、「やる」「行く」「買う」で手がつけられなくなる。
  • 子どもが予定変更を極端に嫌がり、家事が狂ってしまう。
  • やって欲しくないことを子どもがやらかしてしまい、つい拳を上げてしまう。

どこのご家庭にもよくある状況です。「時が来れば我が子も成長してくれる」と願ってはいるものの、改善の兆しはなく、それどころか状況は少しづつ悪化。そして育児に疲れ果てているのではないでしょうか?

あなたは1日どのくらいの時間を浪費させられているかご存知ですか?

自閉症の子どもって、やってほしい生活行動をなかなか始めてくれないので、その押し問答に1回2分半くらい浪費させられます。お支度や生活行動を数えると、だいたい朝8個、帰宅後8個ぐらいなので、1日16回あります。2分半 x 16回 = 40分の浪費です。

それに加えて、自閉症の子どもは、やって欲しくないことをしようとします。それをさせないための防御に1回5分くらい浪費させられます。また、気がついたらやらかしていたりすると、それをあなたが片付けて元に戻すのに15分も浪費させれます。それらが1日1回ずつあると、5分 + 15分 = 20分の浪費です。

40分+20分=1時間。結局あなたは1日1時間、時間を浪費させられているのです。この1時間は、残念ながら子どものスキルアップや成長には全く役に立っていません。そして、その1時間では、イライラさせられて体力も消耗させられているのです。

普通の子どもであっても育児の時間は必要ですよね。普通の育児の時間にもあなたは費やしているわけです。

育児だけでも大変なのに、それに1日1時間の重労働が加わります。1年365日休み無しです。もう疲れ果てるしかないですよね。

もしも、たった1日5分の支援で、1時間の無駄な重労働をしなくて済むとしたら、あなたの家庭はどう変わりますか?

それを可能にするのが、人間の行動原理に基づいたモチベーション支援です。

従来の自閉症支援

従来の自閉症の支援手法には代表的なものが2つあります。

  • ABA療育(応用行動分析に基づく手法)
  • TEACCH構造化(スケジュール表や手順書などを見せて導く手法)

現在でもとても効果のある手法です。

あなたも感じていると思いますが、どちらの手法にも共通する課題があります。

  • 始める前にかなりの勉強をしないといけない
  • 支援者(お母さんを含む)のスキルによって、子どもへの改善成果のバラツキが大きい(初心者ではうまくいかないことが多い)
  • どのくらい支援すれば(回数・時間)、どれだけ効果が出るのが不明確

だから、物凄く勉強して、試行錯誤の努力を繰り返して、毎日支援を継続することができた人だけが、子どもの生活改善を手に入れることができました。大半の人は、始めることすらできなかったり、効果を実感できなかったり、挫折して支援をやめていたのではないでしょうか。

なぜ1日5分で効果が出るのか?

はっきり言いましょう。

勉強して、試行錯誤を繰り返して、支援を継続しているお母さんは、支援が安定してくると、1日5分くらいしか支援をしていないんです。当然お子さんは行動改善されて問題な行動も少ないです。普通のお子さんと同じような育児の時間は必要ですからね(そこは誤解しないでください)。

その1日5分というのは、集中して5分ではありません。特別な支援15秒が1日に20回程度です。15秒 x 20回 = 600秒 (5分)。

そんな方は勉強や試行錯誤が好きなので、勉強には継続して時間をかけていると思いますけど。

では、その15秒だけの支援内容を取り出せたらどうでしょうか? 本当に1日5分の支援で、子どもの行動が改善します。それがモチベーション支援です。

ただし、その1回15秒の支援はタイミングが重要です。

モチベーション支援とは

モチベーション支援は、人間の行動原理に基づいた支援方法です。子どものモチベーションを刺激するパターンを見せて、望まれる行動の開始を促します。

従来手法のTEACCH構造化は、スケジュール表や手順書などを見せて導く支援手法です見せる内容は、支援者に委ねられていました。すると、子どものモチベーションを刺激する見せ方もあれば、逆にモチベーションを削いでしまう見せ方もあったのです。

モチベーション支援では、子どものモチベーションを刺激する見せ方だけをパターン化しました。1つの基本パータンを核として、十数個のパターンで構成されます。パターンを覚えると誰でも支援できますし、失敗の余地は最小限です。

従来手法のABA療育は、罰(叱責や体罰)を使わないで、褒めることやご褒美によって、子どもの行動スキルを伸ばす手法です。その手順を組み合わせることで、罰を使わないで、問題行動を少なくすることもできます。ただしその支援には熟練を要しました。

モチベーション支援では、見せるパターンの組み合わせによって、問題行動を少なくすることができます。当然、罰は使いません。その代わり、パターンは単純パターン、組合せパターン、二重組合せパターンと徐々に複雑になっていきます。そのような支援のステップアップの順番を設けました。最初のステップから効果は出ます。そしてステップアップすると、効果が加わっていきます。

モチベーション支援は、従来手法のいいとこ取りではありません。従来手法の効果を最大限にするために、モチベーションの刺激にスポットを当てたものです。だから、遠目にはTEACCH構造化と同じように見えると思います。

1日5分の支援で効果を出すには、支援のタイミング(すなわちパターンを見せるタイミング)が重要です。あなたが、子どもに行動を開始してほしい時の直前にパターンを見せる必要があります。そうすれば、1回15秒の支援で、子どもは行動を開始します。タイミングが10秒遅れると、子どもとの押し問答が始まりあなたの時間は浪費させられます。タイミングが30秒早くても問題はありません。子どもは30秒早く行動を始めますので。

この支援タイミングを逃さないためには、

  • 見せるパターンを予め決めておくこと
  • パターンを見せることがあなたの習慣になっていること

が重要です。

そうなっていれば、本当に1日5分の支援で子どもの行動は改善します。

普通の子どもと自閉症の子どもの違い

人間の行動のモチベーションが刺激されるためには、「目標の見通し」が必要になります。モチベーション支援での見せるパターンは、実は「目標の見通し」のパターンなのです。そのパターンは十数個あります。

私たちや健常な子どもは、無意識のうちに、自動的に、自然に「目標の見通し」が頭の中に浮かびます。そして、行動のモチベーションが刺激されます。だから、パターンを見せるという支援は必要ないのです。(支援があっても、害にはなりません)

一方で、どんな自閉症の入門書にも解説されているように、「自閉症の子どもは、見通しを立てることが苦手です。」

この「見通しの欠如」が、自閉症の子どもに共通する特徴:

  1. 生活スキルを身に付けるのが遅い
  2. やるべきことをやらない
  3. やってはいけないことをする

の原因になっているのです。

裏を返すと「目標の見通し」を支援してあげると、この特徴3つの全てが改善します。

ただ残念なことに、自閉症の子どもは、言葉で教えられた見通しを、頭の中に保持することも苦手です。言葉では、自閉症の子どものモチベーションを刺激するこが難しいのです。

幸にも、見せられた見通しなら、自閉症の子どもも正しく認識できます。モチベーション支援での見せるパターンなら、5秒で見通しを認識できるようになります。見せた見通しが、子どものモチベーションを刺激するのです。

安心してください

モチベーション支援は、従来の方法に逆らうものではありません。ほぼ同じに見えると思います。

従来の方法というのは、支援スキルの高い人がやると上手くいくけど、初心者がやると上手くいかないというジレンマがありました。モチベーション支援は、支援スキルの高い人がやっていた隠れたテクニックをパターン化したものです。支援スキルの高い上級者ですら気づいておらず、無意識にやっていたノウハウが存在していたのです。

だから、遠目にはモチベーション支援でやることと、従来手法でやっていたことは同じように見えると思います。

ではなぜ、多くの専門家の方々はモチベーション支援のパターンを発見できなかったのでしょうか?

モチベーション支援のパターンを発見するには、行動分析学の高度な知識と自閉症特性の熟知の両面が必要です。しかし一度パターン化されると、それが上手く機能することの説明と理解は難しくありません。概略なら10ページ程度、しかも私たちが普段使う普通の言葉でも説明ができます。(深く説明しようとすると、100ページ程度になるんですけどね)

そして、そのパターンが上手く機能することを確かめるのも簡単です。そのパターンを覚えて、実際にやってみれば結果は一目瞭然です。

モチベーションの刺激という支援は、とても強力なのです。

人任せにしないでください

モチベーション支援を人任せにしないでください。

モチベーション支援家庭での支援が中心です。机に座って練習するというスタイルではありません。朝子どもが起きてから、学校や幼稚園に出発するまで。夕方に子供もお母さんも揃って、就寝するまで。休日に家族と一緒に過ごしている時。それらが支援場面になります。家での過ごし方を、学校、幼稚園、療育教室、放課後等デイサービスで指導するのはちょっと困難ですからね。家庭では、子どもにつきっきりになる必要はありません。1回15秒 x 20回、要所要所の支援で十分です。。

ちょっと残念な表現をお許しください。特別支援学校の先生方や支援サービスのスタッフの方々は、私たちが期待しているほどの専門スキルはありません。人によって支援スキルのバラツキも大きいです。勉強している方もいらっしゃいますが、その内容は従来手法のままです。

あなたのお子さんの行動改善は、あなたの行動にかかっているのです。

モチベーション支援のカリキュラム

私は、モチベーション支援のカリキュラムを3つのパートで構成しました。

  1. 生活スキルを早く身につく見せるパターン
  2. 望まれる行動に導くための見せるパターン集(組合せ)
  3. 問題行動を抑制するための見せるパターン集(二重組合せ)

カリキュラムはステップを踏んでいくので、難しくはありません。そしてパターンを加えるごとに、子どもの行動改善が加わっていくので、あなたの支援は習慣化していくと思います。

1日5分の支援で、お子さんとあなたを幸せにするために、見せるパターンを学んでください。そして習慣にしてください。

あなたはどの道を選びますか?

  • モチベーション支援始める道に進む
  • 従来の方法を苦労して勉強する
  • 行動を起こさないで、現状に耐える

大切なお子さんのために、あなたはどの道を選びますか?

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モチベーション支援【パート2】

人間の行動原理に基づいた自閉症のモチベーション支援【ステップ2】
■対象者 ・自閉症のお子さんを育ててている保護者・自閉症の支援に関わる方■学習コースの概要1日5分で行動が改善する見せるパターン集を学びます。このパターン集は、人間の行動原理に基づ... powered by Peatix : More than a ticket.

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