コバリテ視覚支援スタートキットのユーザ様からのご要望もあり、
スケジュールで利用する時計文字盤カードの試行錯誤をご紹介します。
要望は、
「時計文字盤カードで、針を書き換えて使いたい。」
というものです。
コバリテ視覚支援スタートキットには、
16枚の時計文字盤カード(針は書かれていない)
が含まれています。
絵カードの材質が紙(PPコーティングはなし)のため、ペンで書いた場合、書き換えることができません。
ユーザ様の様子を伺ってみると、
朝の行動(例えば、朝ごはん、歯磨き)の時刻がまだ固定していない、
あるいは、決まってはいるが、曜日によって時刻が異なっている、
という状況があるようです。
コバリテ・ユニットボードは幅があるので、絵カードを使わなくても、ボードにホワイトボード用ペンで時計と時刻を書き込む(変える場合は、ホワイトボード感覚で書き換える)という方法も取れます。
それでは、芸がないし、、、
何とか安価に時計文字盤の時刻を変更できる方法を考えてみました。
(ユーザ様からのヒントが役に立っています。)
時計文字盤が書かれた、シールシートを用意する。
というのが、今回のご紹介です。
写真のように、します。
左側は、A-ONEの「写真シール」品番29625、はがきサイズ。
真ん中は、私が「ラベル屋さん」ソフトで、時計文字盤のイラストを割り付けて、印刷したもの。
右上は、コバリテの元々の時計文字盤。
右下は、シールで作った時計文字盤を絵カードに貼り付けたもの。
お手元にある、時計文字盤のカードが足りなくなったら、試してみてください。
シートはPDF化しましたので、ソフトは必要ありません。
clock_face_29625.pdf(このPDFをダウンロード)
A-ONEの「写真シール」品番29625を購入して、このPDFを印刷すると、12枚の時計文字盤シールが出来上がります。
コバリテ商品としての、時計文字盤の改良は、まだしばらく検討を必要としています。
急場しのぎに、今回の方法をご利用ください。
追記:(2017年2月12日)
時計の絵カードがもっと簡単に作れるようになりました。プリンター無しでもOK。長針も短針も入った時計の絵カードです。こちらの時計絵カード作成コーナをご覧ください。
お子様の成長と
ご家族のゆとりのために!
古林 紀哉
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