何かをやろうとした時、成果を出すために必要なものが3つあります。ビジネスの世界でも良く言われる3つです。
これが、自閉症の子どもの生活を助けるための「スケジュールと視覚支援」でも当てはまるんですね。ぴったりと!
それは:
- マインドセット
- スキルセット
- ツールセット
の3つです。
お母さんがこの3つを持っていると、成果がぐっと出ます。お子さんの生活がぐっと楽になります。
マインドセットは、心構えというか、目的やモチベーションのことです。子にはどんなスキルをつけて欲しいのか、なぜそのスキルをつけて欲しいのか、をお母さんがはっきりした意思を持っていると、子どもの助けになります。
スキルセットは、お母さんが子ども支援する技や知識のことです。スケジュールや絵カードと言って簡単そうに見えますが、良い技を知っているのとそうでないのとは大違いです。主に人間の認知の仕組みや応用行動分析(ABA)をベースにした知識なんです。
ツールセットは、いわゆるグッズや教材のことです。いいグッズを使うとお母さんも楽ですし、子どもも早く覚えます。
例えば、学生論文コンクールに論文を出すことを考えてみましょう。このコンククールで賞を取ると「短期留学に行ける」とか、とても「感動した出来事があり、みんなと共有したい」というモチベーションがあると、いい論文が書けますね。論文の書き方スキルも重要です。人に伝えるには、何をどうどの順番で書くべきか。読む人に共感を与えるには何が有効か。といった書くスキルが、入賞を左右します。そしてツール。最近はパソコンのワープロで書くことがほとんどですよね。これが古いノートパソコンで起動に3分もかかるようだと、文章を書く腰を折られてしまいます。新しいノートパソコンで、サクサクと書けると、良い論文に仕上がりますね。
マインドセット、スキルセット、ツールセットの何れかが欠けると、いい成果が期待できなくなります。
自閉症の子どもの「スケジュールと視覚支援」でも、私たちはその3つをバランス良く揃えていきたいですね!
5分で概要を理解する、
パニックの多かった自閉症の子どもが、笑顔で動けるようになるスケジュール表の秘密
コメント