あなたも簡単にピラミッド模型が作れます。PECSで有名なアンディ・ボンディ氏が作り上げた自閉症の子供達の教育体系の一つが、ピラミッドアプローチです。
私が最も敬意を表する、療育体系です。”何を教えるか”と”どうやって教えるか”が明確な療育体系なんです。その体系がピラミッドの形になぞらえているので、ピラミッドモデルと言います。
最近ですね、全国でいろんな人が、そのピラミッドモデルの模型を手作りしてFaceBookで公開しているのです。だから、わたしも模型を作ってみました。
こうして立体的に手に取ってみると、10個ぐらいある難しい項目も、分かりやすくなった気になれます。いや〜ぁ、この模型は面白い!
皆さんも一つどうでしょうか?
あなたも簡単に作れるように、展開図を用意しました。
展開図は画像になってます。ダウンロードして、写真サイズのL版で印刷してください。底辺が4cmのピラミッドを作れますよ。
2017年3月18日追記: ノリもテープも不要なように、展開図を改良しました。ハサミで切って組み立てるだけで、写真のような綺麗なピラミッドが出来上がります。
ピラミッドモデルは、
学習の科学をベースにして、
何を教えるかという観点で、
- 機能的な目標
- 強化システム
- コミュニケーションとソーシャル・スキル
- 状況にそぐわない行動の代替行動
があります。
そして、
どのように教えるかの観点で、
- 般化の方法
- 効果的なレッスン計画
- 具体的な指導法
- エラーの最小化と修正
があり、そして、
データ収集と分析
とで体系化されています。
(この本の情報は、ピラミッド教育コンサルタントのウェブでご覧ください)
決して、PECS(ペクス:絵カード交換式コミュニケーション指導法)にとどまっているのではなく、自閉症の療育の包括的な体系です。
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