三男の採血が必要になってから、「採血」という文字や言葉に私が敏感に反応するようになったのですが、自閉症のお子さんは採血の場面が想像以上に多いようですね。
我が家の三男(15歳)の場合、「抗てんかん薬」を服用しています。思春期で体重も変わる時期なので、約1ヶ月ごとに、発作の出具合で、薬の量を調整していて、約2年続いています。
薬の量を決める上で、一度血液検査をしましょうということになったのが、この2月でした。
3月に採血にトライすることになりましたが、その直前がてんやわんや。
家内と私とで採血手順の勉強からスタートです。
大体の流れを掴むために、
「自閉症の子供たちの生活を支えるすぐに役立つ絵カード集」
を引っ張り出しきたり、、、、
練習用にアマゾンで、駆血帯や、注射器や、アルコール綿や試験管セットを買ってみたり、
前の週に、病院に行って、手順を確認して、処置室や使用するものの写真を撮らせてもらったり、
と、準備に大忙しでした。
そして3月、採血に臨みました。
主治医の先生曰く
「最近は、発作もなく、安定しているようなので、薬は同じ量にしておきます。
今回は採血はなしで、次回にしましょう。」
そして、三男は診察が終わったら、一目散に診察室を出て行きます。
4月、2回目の採血トライです。
その日は、なぜか採血のお子さんで混んでいました。
30分ほど待っています。
予定では、採血、診断の順番でしたが、先に主治医の先生から呼ばれました。
私たちは順番の前後は想定していませんでした。
主治医の先生の診察が始まるということは、採血はすっ飛ばされたということです。
そして、三男は診察が終わったら、一目散に診察室を出て行きます。採血室の前で止まることは、もう不可能でした。
5月、3回目の採血トライです。
その日は、主治医の先生が急用でいませんでした。
それが幸いして、採血者がおらず、待合室に入ったら、すぐに三男の採血が始まりました。
写真は、三男のために準備した、スケジュールです。採血の間じゅう、三男は握りしめていました。
スケジュールがあっても、やはり、逃げ出そうとしますね。
そこを両脇から挟み込み、前も、看護婦さんたちでガードして、採血に臨みます。
スケジュールバーを握りしめていたせいか、さっと注射針は入り、50秒ほどタイマーを見せながら、頑張りました。
終わった後は、けろっとしている三男です。
その後は、代打の先生の診断と、お楽しみのスーパーですね。
次回の採血からは、ちょっと楽になることを期待しています。
子供に見せるために、「採血の手順書」を必要としている人が多いんだなと感じていいた3か月でした。
一段落したので、来月は採血のイラストを作ってもいいかなと、、、、そんな気分です。
お子様の成長と
ご家族のゆとりのために!
古林 紀哉
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