ステップ6:お母さんが怒らないでいられる方法

ポイント:行動を褒める

「お母さんが怒らない」でいられると、お子さんの生活スキルがどんどんついて行きます。

怒るのが好きなお母さんはいませんよね。お母さんは怒らないという約束は、スケジュールをうまく教えるためにも重要な約束です。そして、お母さんが怒らないでいられると、家庭の中には笑顔が溢れます。

また、自閉症の子どもへの療育(特にABA療育)では、子どもを怒らないということが基本です。だから、お母さんが怒らないでいられると、お子さんの生活スキルは早く伸びて行きます。

ポイントを説明します

なぜ、お母さんは怒るのでしょうか? それは、怒ったほうが子どものお支度を簡単に進められるからです。もう一つの理由は、お母さんは怒ることしか、お支度を前に進める方法を知らないからです。

自閉症の子どもの特性として、いま怒ってお支度を進めても、次回に怒らないでもお支度が進むということはありません。もっと悪いことに、次回は強く怒らないとお支度が進まないようになります。

怒らない方が良いことをお母さんは知っています。でも、怒ってしまうんですね。だから、怒らないでいられる作戦が必要です。

今までお母さんが子どもを怒っていた時間に、お母さんは何か他のことをすれば、怒らないでいられますよね。それが、子どもを褒めることなのです。

では、” お母さんが怒らないでいられる方法”を順に説明します。

1)朝は10回褒めると決める。(午後も10回褒めると決める。)

2)子どもが行動したら直ぐに褒める。
褒める行動は当たり前の行動で構いません。当たり前の行動しか子どもを褒める場面がありません。(例:スケジュールボードの前に行った。テーブルについた。食事した。絵カードを外した。)

3)手伝ってできたら、褒める。
お母さんは手伝うと褒めないことが多いです。子どもは手伝われながらも行動したんだから、褒めてあげてください。

4)毎日続ける
やり始めは、子どもも笑顔になるので、お母さんが褒めることが続きます。しかし、そのうち子どもを褒めても子どもの笑顔は少なくなります。それでも褒めることをやめてはいけません。

さあ、やって見ましょう。

ます、あなたがお子さんを褒める言葉を決めてください。よく使う褒め言葉を1つと、他にもう2つ。例えば、「よくできたね」、「良いね」、「その調子」。

そして今、10回連続でその褒め言葉を声に出して、練習してください。

今度お子さんに合ったら、自然とその褒め言葉が出てきますよ。お子さんの当たり前の行動を見逃さないでください。

まとめ

お母さんは初めのうちは意識しておかないと、褒める機会を逃してしまいます。褒めないと、ついつい怒ってしまいます。いつも、お子さんを褒めて、爽やかにお支度を進めてください。

前後のステップ

ステップ5:子どもが嫌がっても、お支度を進める方法
ステップ6(今ココ):お母さんが怒らないでいられる方法
ステップ7:「早くしなさい」と言わないでも、気持ち良く進める方法

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