よくある質問

絵カードはイラストと写真のどちらが良いですか?

絵カードは大きくなくて大丈夫ですか?

子どもが貼っている絵カードで遊んでしまいます。

時計カードで時刻どおりに進めたいのですが。

いつやめてもいいですか?

絵カードはイラストと写真のどちらが良いですか?

イラストでも写真でもどちらでも構いせん。お母さんが準備しやすい方で絵カードを作りましょう。

ある絵カードを初めて子どもに見せる時、その絵カードは実物に近い見栄えの方が子どもは良く理解します。その絵カードを何度も見せて使っていると、少々実物とは見栄えが違っても、絵カードが示す内容と子どもがすべき行動が一致してきます。

絵カードに写真を使った時のメリットは、実物に近いので直ぐに子どもが理解してくれることです。例えば初めて行く病院のように一発勝負もの、あるいは初詣のように出番の少ないものは、写真が有利です。ところで、写真のデメリットとして、子どもの目が中心部に行くのではなく、背景に写っている何かに興味が行ってしまうことがあります。でも、その写真の絵カードを何度も使っていると、中心部に目が行くようになるので、気にすることはありません。

最も重要な観点は、使うべき場面で、その絵カードがあるということです。なので、イラストでも写真でも構わないので、お母さんが準備しやすい方で絵カードを作ってください。

お母さんにも気持ち良さが大切です。手に入るイラストには、同じ内容でもテイストの違いがあります。子どもはいつも使っているとその絵カードに慣れてきます。お母さんの好みでイラストを選んでも大丈夫です。

絵カードは大きくなくて大丈夫ですか?

35mm x 35mm の大きさの絵カードをお勧めします。

大きさでいうと、25mm x 25mm の小ささでも、子どもはちゃんと認識します。写真L版の大きさ 100mm x 150mm の絵カードでも認識の面では大丈夫です。

ただ、写真L版の大きさになってくると、スケジュールボードに並べたときに、子どもが一覧できなくなるので、ほどほどの大きさに留めて下さい。

家庭内でも、絵カードの大きさは統一するのが原則です。子どもの成長に伴って、絵カードは何枚も作って増やして行くものです。何度も作るので、大きさが揃っている方が、お母さんが作るのが楽です。また、大きさが同じだと、他の家庭のお母さんから絵カードをもらったり、療育の先生から絵カードをもらったときに、直ぐにお子さんに使えます。

絵カードを使ったコミュニケーション手法であるPECSでは、大(45mm)、中(35mm)、小(25mm)のサイズを使っています。掲示用のスケジュールボードであるコバリテ視覚支援スタートキットは、35mmのサイズを使っています。

子どもが貼っている絵カードで遊んでしまいます。

絵カードで遊ばせて構いません。そのうち絵カードでは遊ばなくなります。

初めて絵カードを使ったスケジュールを子どもに教える時、子どもは良く絵カードで遊んでしまいます。初めは、子どもと絵カードが仲良くなることが大切です。

朝のスケジュールを教え初めて、だんだんと順番の意味がわかるようになると、子どもは貼ってある絵カードでは遊ばなくなります。

子どもが絵カードで遊んでいる頃は、スケジュールを教えるのは朝のお支度だけにしてください。午後のスケジュールは、内容変更があるので、まだ始めないでください。また、絵カードを使ったカレンダーには、カレンダーのお作法があります。カレンダーもまだ始めないでください。

時計カードで時刻どおりに進めたいのですが

時計カードはお母さんが子どもに声かけするタイミングの目安だと思ってください。

自閉症の子どもは、自分で時刻どうりにお支度を進めることは、とても苦手です。中には時計が得意な自閉症の子どももいますが、大多数の自閉症の子どもはそれが苦手です。

スケジュール表のお支度の絵カードの左側に貼ってある時計カードは、お母さんが子どもに声かけするタイミングの目安だと思ってください。

時計カードがある方が、朝のお支度はスムースに進むと思います。それでも、子どもに自分で時刻どうりにやりなさいというのは、酷なことです。

いつやめてもいいですか?

朝のスケジュールはやめても構いませんが、スケジュールやカレンダーを使うのは決してやめないでください。

この質問はとても正直な質問です。スケジュールどうりに子どもにやらせるには、お母さんにもエネルギーが必要なんですね。だから、お母さんもちょっと大変。できるものなら、やめたい。

やめてもいい時期は、「朝のゴタゴタが解消していて」、かつ、「午後のスケジュールまたは1週間カレンダーを使っている」頃です。

朝のお支度は、やる順番が決まっているので、ゴタゴタが解消されていれば、朝のスケジュールをやめても構いません。ルーチンワークと言って、順番が決まっていていつもやっている流れは、スケジュールを使うのをやめるべきだと思います。

しかし家庭生活から、スケジュール表をなくしてしまうと、ゴタゴタが増え、癇癪やパニックも増えてしまいます。思春期になっても成人になっても、スケジュールはやめないでください。

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自閉症児にスケジュールを使って
朝のお支度からゴタゴタを解消する方法(7つのステップ)