当社は、発達障害の児童や自閉症スペクトラム障害の児童一人一人に対して、学校生活がスムースになる方法として、行動支援ボードを提案します。担任の先生も楽に導入できる行動支援ボードが、当社の
「コバリテ視覚支援スクールキット」
です。
- オールインワン製品なので、忙しい先生でも直ぐに教室環境を整えられます。
- 絵カードを増やすことが簡単なので、児童の個別支援が容易です。(特許出願中)
- おしゃれなデザインなので、児童は使うことの優越感を持ちます。
行動支援ボードは、自閉症療育の成果に基づいています
行動支援ボードは、自閉症療育で成果を上げている「スケジュールと視覚支援」を行うための製品です。
自閉症の子どもはいつも見通しの立たない不安定な生活をしています。パニックや癇癪をよく起こします。自閉症の研究は世界中で50年以上の歴史があります。自閉症を治す方法はまだ発見されていません。しかし、子どもを上手く育てる方法は既に確立しています。最も効果のある方法に「スケジュールと視覚支援」があります。その方法は、自閉症の子どもに対して、絵や文字を使って、今何をすべきかをスケジュール表形式で見通しを立ててあげるというものです。その方法を使うと、穏やかな生活を送ることができ、パニックや癇癪は激減します。自閉症の重度・軽度に関わらず効果のある方法です。
「スケジュールと視覚支援」によって軽度の発達障害の児童を支援すると、すごくいい子で学校生活が送れるようになります。
こんな風に教室に行動支援ボードを設置します
児童の行動が揃います
もしも、授業が始まり児童全員が自分で席についていたら。
もしも、授業の間は児童全員があなたの話をずっと聞いていてくれたら。
もしも、児童一人一人が自分の順番までおとなしく待ってくれたら。
そんな学級の先生は、丁寧に児童を指導することができるでしょう。その先生は児童一人一人に愛情を持つことができるでしょう。その先生は授業の時もそうでない時も、いつも児童に笑顔を見せているでしょう。例え、ある児童は国語や算数のできが悪くても、その先生は丁寧に教え続けるでしょう。
「先生が指示しなくても、先生が望む時間に、先生が望む行動を、児童全員がしてくれる」
そんな先生の学級では、
- 時間通りに授業を開始できます
先生は予定通りの内容を教えています。だから、児童が伸びます。 - 荷物や教材の片付けが一人でできます
先生は、もたもたしている児童の個別対応の必要がありません。だから、時間に余裕があります。 - プール、遠足、校外学習など好きなイベントの日を楽しみに待っています
児童が前の日に「いつ。いつ。」とは聞いてきません。だから、鬱陶しい思いもありません。 - 身体検査、歯科検診、などの嫌がることへの抵抗が減っています
児童の引率が楽です。 - 雨などで予定変更があっても、不機嫌になりません
先生は代わりの活動を楽に指導できます。
すなわち、児童全員の行動が揃うような学級は、先生も児童もハッピーなんです。
家庭向け「コバリテ視覚支援スタートキット」の実績
スクールキットは、2016年1月発売開始の家庭向け「コバリテ視覚支援スタートキット」を基にして、学校用にカスタマイズした姉妹製品です。
基となったスタートキットは、2016年9月にグッドデザイン賞を受賞しています。
2018年2月には川崎市のかわさき基準(KIS)認証福祉製品の認証も取得しています。
そして発売以来、1,000セットを超える販売実績があります。
このスタートキットと同じ形と同じサイズ、そして使い勝手の良さを引き継ぎ、支援学校や特別支援学校向けにアレンジした行動支援ボード製品がスクールキットです。
スクールキットでは、
- スチール製のロッカーやホワイトボードに張り付く、裏面マグネット付きのユニットボード - ユニットボードM型
- 学校生活に特化したイラストのセット - 絵カードセット(スクールパック)
の点を改善しました。
学校向けスクールキットの特徴とメリット
コバリテは、誰でもスケジュール表の効果が出せるように設計された製品です。
コバリテは、先生にも児童にも、「大切なことに集中」してほしいのです。
1) 設置が簡単なユニットボードM型
裏面マグネット付きで、スチール製のロッカーやホワイトボードに簡単に設置できます。縦横共通ボードの採用で、スケジュールにもカレンダーにも使えます。
(大きさ: 424 x 212 mm)
2) 学校生活に必要な絵カード
コバリテの絵カードは、自閉症の子どもが理解しやすいように全てオリジナルでイラストを作成しました。絵カードは、240枚を準備しました。学校で毎日使う絵カードも一年に数回しか使わない絵カードも揃っています。
(大きさ: 35 x 35 mm)
絵カードセット・スクールパック(240枚)の内容はこのPDFでご確認いただけます。
3) 作り替えが簡単な絵カード【特許6725784】
コバリテのカードフォルダーは絵カードを差し替えて使います。
(大きさ: 47 x 39 mm)
絵カードを作り替える時は、写真L版用紙でカードの内容を作ってください。スマホで簡単に作れます(パソコンなし、プリンターなしでも作れます)。35 x 35 ミリ の大きさに切れば、差し替えるだけで、絵カードとして使えます。
もう、ラミネートの苦労は必要ありません。
4) 重要なアイテムを忘れません
「終了ボックス」や今日を示す「注目枠」そして「時計マグネット」もキットの中に入っています(上の写真)。これらのアイテムあるので、スケジュールの順番がとてもわかりやすくなります。
コバリテの設置例
支援学級での行動支援ボードは、「一日の時間割」から始めるのがいいと思います。教室の後ろか側面で、その児童のロッカーか鞄入れの近くに行動支援ボードを設置してください。
朝登校して教室に入ったら、今日の時間割を自分で行動支援ボードに貼るように指導してください。初めは先生が一緒に時間割を確認しながら、行動支援ボードに予定を貼ってあげてください。それができたら「朝の会が始まるまで、遊んでもいいよ。」と笑顔で言ってあげてください。
そして朝の会が終わったら、「朝の会」の絵カードを外して終了ボックスに入れることを教えてあげてください。「次の授業はなあに?」と聞いてあげましょう。行動支援ボードの一番上にある予定が次の授業です。そして授業が終わったら、その絵カードを外すことを教えてあげてください。
支援学級の児童なら、一週間もすると、自分でその日の時間割を行動支援ボードに貼るようになると思います。もう何曜日でも、他の児童と同じように迷わないで教室を行ったり来たりできるようになります。
一日のスケジュールに慣れたら、一週間カレンダーを準備してあげてください。その日の大きなイベント、日毎の下校時間や放課後の活動を行動支援ボード(一週間カレンダー)に貼ってあげてください。児童は一週間を楽しく過ごせるようになります。
もっとコバリテを知りたい方へ
先生の働き方改革と児童への合理的配慮を同時に実現
発達障害の児童に行動支援ボードを使う
※ 「コバリテ」と「KOBARITE」は、株式会社古林療育技術研究所の登録商標です。