一人で抱え込まず、みんなで支援 ^-^
困り行動だけを見ないで、子ども全体を見る
子どもに困った行動が現れると、どうしても、なんとかそれを止めさせたいと、そのことだけに目が向きがちです。子どもは発達段階で、いろんな遊びや行動を学び、それが望まれてることなのか迷惑なことなのかを徐々に学んでいきます。
成長にしたがって、いろんな行動が出てきますので、ある行動だけでなく、子ども全体、1日の時間全体、成長の過程をとうして考えてください。
困り具合を分けて、対応しましょう
困った行動をすべて無くすことはできません。
駐車場から走り出して車道に出てしまい、車に轢かれそうになる、といった危険な行動は何としてでも止めなければなりません。それに比べ、お風呂での水遊びが長いというのは、困った行動ではありますが、子どもの成長とともになくなっていくこともあります。
そこで、困った行動は4つに分けるのがいいでしょう。
- 自分の身に危険な行動
例:車道に飛び出す。刃物で遊ぶ。 - 他人に害を与える行動
例:友達に物を投げる。友達の腕を噛む。 - 他人の迷惑になる行動
例:スーパーで大声を出す。女性のストッキングに触る。 - 家族だけに迷惑な行動
例:水遊びが長い。家の中のものを散らかしてしまう。
困り具合の大きいものから、対処してください。
困った行動の状況と原因を考えましょう
まず、いつ、どの場所で、どのような状況で困った行動が起きているのかを把握してください。それらがわかると、対処もできるようになります。また、いつどこでが一定しない時は、子どもの体の中に原因がある時もあります。歯が痛いとかお腹が痛いを訴えられなくて、走り回ったり暴れたりすることもあります。
楽しい生活に導きましょう
お子さんのやりたい行動を禁止するのは酷ですので、周りの人が迷惑にならなように、やらせてあげるのが良いでしょう。
いつ、どの場所で、どのような状況がわかっていると
- そのような状況を作らない
例:刃物は鍵のかかるところにしまっておく。 - 別の状況でやらせてあげる
時間を変えてやらせてあげる(例:夜はダメだけど昼間はOK)、
場所を変えてやらせてあげる(例:スーパーではダメだけど、公園ならOK)など。 - 同じ状況では、他の困らない事をするようさせる
この考えで、困り具合の大きいものから、一つずつ対処してください。
親が子どもの言いなりならないように
一度決めたら、親は譲らないようにすることが大切です。
スーパーで騒がれるのが嫌なのでいつもジュースを買ったり、を続けると、子どもは騒げばなんでも叶うと思って、だんだんとエスカレートしてきます。
子どもの成長と家族のゆとりのために!
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