みなさんのご家庭でお子さんがスケジュールを使うとき、
あの箱はどうしていますか?
そうです、「あの箱」です。
英語では、
finish box
(フィニッシュ・ボックス)
と呼ばれます。
終わった行動や課題のカードを
入れるための箱です。
この箱があって
「終わったら、箱に入れる」
というルールを定着させると、
1)行動するときに、絵カードを操作するので、
教えている段階では、
絵カードの意味を早く認識する。
2)次にする行動のカードが
スケジュールの一番上に
いつもある。
という効果があります。
「スケジュールを使っても、効果がないんですよね」
という、お母さんや指導者が使っているスケジュールを
見せてもらうと、、、、
ほとんどは、貼りっぱなしのスケジュールです>_<。
フィニッシュボックスは、発明と言えるほど、
重要な役割を果たすのに、日本語になると名前が決まってません。
書籍や資料を見直してみると、
・一般名詞だけで説明
箱に入れます。
カゴに入れます。
ボックスに入れます。
・英語をそのまま
フィニッシュボックス
・訳語的な使用
終了箱
おしまい箱
終了ボックス
おしまいボックス
終了BOX
が、見られます。
名前が無いものは認識されないので、
私たちはついつい、終了ボックスの用意を忘れてしまいます。
おそらくですね、TEACCHの専門家もちょっと軽視しているんでしょう。
重要視していたら、言葉に出ることが多く、自然に呼び方が統一されるものです。
この先、どんな名前で定着するかはわかりませんが、
「終了ボックス」を使ってない方は、
この機会にぜひ調達してください。
子どもの成長と
家族のゆとりのために!
古林 紀哉
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