今回のテーマは、前回から連続しています。
自閉症のお子さんの特徴に、いわゆる
「問題行動」「不適切行動」「不適応行動」「パニック」などなど
と呼ばれる行動があります。
問題行動やパニックへの対処は、3段階に分かれます。
- お子さんの生活を問題行動やパニックの起きにくい状況にしておく。
- その特定の問題行動やパニックが起きにくいような、対策を打つ。
- 問題行動やパニックが発生した時の対象方法を知っておく。
それでは、第2段階です。
と、思いましたが、
今回は、第3段階を先に説明します。
さあ、お子さんの問題行動が始まってしまいました!
問題行動が、始まったら、おさまるまで見守るのが基本です。
なんじゃそりゃ!と、お思いでしょうが(^-^;)
お子さんが暴れ出したら、怪我をしないように、周りの堅いものを避けたりしながら、黙って見守ってあげてください。
しばらくすると、おさまります。
おさまったら、「偉いね〜!」などの、優しい言葉をかけてあげてくださいね。
問題行動が始まった時に、
「やめなさい!」と叱ったり、
「どうしたの?大丈夫。」
と過度に構ってあげるのは、
禁物です。
叱ったり、構ったりすると、その問題行動が持続していしまう時間が長くなり逆効果です。
さらに、第2段階である、「特定の問題行動やパニックが起きにくいような、対策を打つ」ことがやりにくくなります。
問題行動が、始まったら、おさまるまで見守ってあげてくださいね。
次回は(本当に)、特定の問題行動やパニックへの対処法です。
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