自閉症のお子さんの特徴に、いわゆる
「問題行動」「不適切行動」「不適応行動」「パニック」などなど
と呼ばれる行動があります。
お子さんが自閉症だからそのような行動を起こしてしまうのか、
そのような行動を起こすお子さん達のことを「自閉症」と呼ぶのかは、
まあ、置いておいて(^-^;)
ご家庭の大問題であることには、変わりありませんよね。
問題行動やパニックへの対処は、3段階に分かれます。
- お子さんの生活を問題行動やパニックの起きにくい状況にしておく。
- その特定の問題行動やパニックが起きにくいような、対策を打つ。
- 問題行動やパニックが発生した時の対象方法を知っておく。
第一段階から、ゆっくりと歩んでいきましょう。
問題行動やパニックの起きにくい、状況やお子さんの環境とは!
多くの療育実践事例を見ていると、
- スケジュールや手順書に代表される視覚支援を実践しているご家庭
- 身辺スキル、生活スキルが多く身についてるお子さん
は、そうでないお子さんに比べて、問題行動やパニックが圧倒的に少ないことが実感できます。
発語の能力のあるなしで、問題行動やパニックの出方が違うということは、ほとんど無いようです。
第一段階での結論は明らかですね
- 日頃から、スケジュールや手順書などの視覚支援を実践しましょう。
- 身辺スキル、生活スキルを向上しておく努力をしましょう。
もし、視覚支援をしなかったら(>-<)
お子さんはその時の状況で、最もしたいことをしようとするか、最も避けたいことを避けようとするかのどちらかの行動をとります。通常、今、最もしたいことは、やらせてもらえません。今、最も避けたいことでも、逃げさせてもらえません。そんな状況が続くと、私たちでも、嫌になりますよね。
もし、身辺スキルや生活スキルのレベルが低かったら(>-<)
お子さんがそのような状況ということは、自分でも不自由な生活をしていることになります。そして、お母さんお父さんがお子さんの代わりに、身辺活動を苦労してしてあげているということです。そんな状況が続くと、私たちでも、嫌になりますよね。
備えあれば憂いなしですね。
とは言うものの、問題行動やパニックは出ますからね(><)。
次回は、特定の問題行動やパニックへの対処法です。
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