その園児たち、とても落ち着いている。

シェアする

暑さが増してきた8月の上旬、
私はある保育園を見学させてもらいました。

その保育園は、
その地域で複数の保育園を運営しています。

系列のそれぞれの保育園に
子どもたちが登園した後、
一部の子どもは、
ミニバンに乗って、
私の見学した保育園に集められます。

4箇所ぐらいの保育園から、
計15人くらいの園児が集まります。
先生(保母さん=保育士)は、5人。

(午後には、登園した保育園に、
また送迎されます。)

そう、集まってくるのは、
発達障害や自閉症の疑いありの
子どもたちです。

下は1歳ぐらい、上は4歳ぐらいに
見えるお子さんが15人。

朝の会が始まろうとた時に、
私は保育園に到着し、
午前の2時間程度見学させてもらいました。

壁には、
ABC文字と名詞たちの絵や
スケジュール表
が貼ってありました。

第一印象:
ぜんぜん落ち着いてるやん!

朝の会の途中で歩き出したお子さんは1人。

フロアーに座っていられず、
ぐにゃっと横になるお子さんは1人。

たった、それだけでした。

私は、端っこの方で、
邪魔にならないように
見学を続けます。

朝の会が終わると、
3人から4人ぐらいのグループに分かれ、
それぞれ保母さんが1人ついて、
お勉強が始まります。

20分ぐらいで、
ローテーションしてました。

絵カードを使って、言葉のゲーム。

鉛筆での線描き。

穴の開いたおはじきへの、紐通し。

などなど。

一人の保母さんが、
ちゃんと3人の園児に目が行くので、
子どもたちは、楽しみながら
すくすくと育っています。

11時ごろになると、
先生に促され、
子どもたちは自分で着替えて、
楽しみしていたプールに入っていきます。

その間、保母さんたちは、
それぞれの園児の連絡帳書きです。

ちょっと余裕が出てきた、
園長先生と会話すると。

「ここに集め始めた3ヶ月前は、
とても荒れてたのよ。」

えっ?そうなんですか。
発達障害とは思えないほど、
みなさん落ち着いていますけど。

「スケジュール表に慣れてきたので、
ここでは落ちついていますよ。
でも、午後に元の園に返されると、
ちょっと荒れるみたい。
家でも使うことを勧めたいのですけどね。」

(ちなみに、園長先生は、若い頃から
自閉症の子どもの療育経験があります。)

給食の時間の前に、
私は園長先生に見学のお礼を言って、
そこを後にしました。

スケジュール表の効果というは、
やり始めてすぐに出るというものではないと、
みなさんご存知だと思います。
そして、スケジュール表の効果が出ている時には、
子どもが落ち着いて活動しているので、
スケジュール表の効果だということに、
はた目からは気がつかないんですよね。

でも、
継続して子どもの様子を見ている先生は、
やっぱり、重要なもの
「スケジュール表」を
ちゃんと利用してます。

そのスケジュール表、
朝の会が終わったら、
さりげなく、
朝の会のカードは
無くなっていました。

子どもの成長と家族のゆとりのために!

古林 紀哉