自閉症の子どものお母さんがスケジュールを始めない言い訳(しゃべれる子編)

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あなたはきっと、「スケジュールと視覚支援」や「構造化」という言葉は知っていると思います。そして、あなたの子どもは自閉症で、しゃべることができます。

最初に質問です。

Q1:あなたは、子どもにスケジュール表を使ってあげていますか?

もし、スケジュール表を使っていないなら、2番目の質問があります。

Q2:あなたの子どもは、口で言えば分かりますか?

そうですよね。口で言えば分かりますよね。

「ご飯の時間ですよ」と言えば、食卓に来るでしょう。

「宿題をしなさい」と言えば、宿題をするでしょう。

「おもちゃを買うのは明日ですよ」と言えば、その時は納得するでしょう。

でも、

自閉症の子どもには口で言ってもわからないことがあることを知っていますか?

自閉症の子どもは、頭の中で順番をつけることが苦手なのです。

お母さんに、「これをやりなさい」と言われると、そのことは理解出るので、素直にできるでしょう。お母さんに「おもちゃを買うのは明日ですよ」と言われると、今日はダメだけど、明日になったらおもちゃを買いに行けると理解できるので、その時は素直に納得できるでしょう。しかし、自閉症の子どもは「今やっていること」と、「おもちゃに行くこと」の順番を自分の頭の中でもう一度整理することは苦手なのです。子どもは、「おもちゃ屋に行くのは、いつ?」と何ども聞いてくるのではないでしょうか?

子どもには順番を理解する能力があるので、お母さんから言われているその時や、その順番をスケジュール表で見せられている時は、きっちりとそれが理解できます。

今度、あなたの子どもにこんな指示を出してみてください。

「このコップを食器棚にしまってから、筆箱をお母さんに見せて!」

子どもがコップをしまっている間、筆箱の指示は繰り返さないでくださいね。これは2段階教示と言われる指示です。自閉症の子どもは、2段階教示、3段階教示がとても苦手です。最初の指示ができても次の指示が思い出せなかったりします。また、最初の指示を飛ばして、最後の指示だけをやったりします。

もしも、あなたの子どもが2段階教示、3段階教示がこなせるならば、スケジュール表がなくてもさほど生活には困りません。反対に、2段階教示が苦手ならば、生活には不自由が生じているはずです。

子どもが自分の力で順番を理解して、生活の流れをスムーズにしていく助けが、スケジュール表なのです。

5分で概要を理解する、
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