プロンプトの種類(その1:身体、視覚、言語)

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自閉症のお子さんの家庭療育ミニ講座

プロンプトを上手く操るのが、ABA療育での腕の見せ所でしたね。
そしてプロンプトを操るには種類を知っておくのが近道です。
いつものように、
まずABAの基本である三項随伴性と強化原理のおさらいです。

【先行事象 】Antecedent
【行動】Behaior
【後続事象】Consequence
の3つで考える。

強化原理の、簡単バージョン:
ある状況下で、子供が行動して、直後にご褒美がもらえると、
その行動が身についていく。

ここで、お子さんが行動してくれないことには、強化のチャンスが訪れません。
したがって、なんとかしてお子さんに行動してもらうための戦略の一つが、プロンプトです。

前回の復習
『プロンプトとは、望ましい行動を引き出すために、指示と一緒に用いられる補助的な刺激のことです。』

代表的なプロンプトには3種類あります。
1)身体プロンプト
2)視覚プロンプト
3)言語プロンプト

では、「歯ブラシに歯磨き粉をつける」という行動を例にしてみましょう。

身体プロンプトは、指導者が直接、手や足や体の動きをガイドをする介助です。この例では、指導者がお子さんの手を取って、一緒に歯磨きチューブを押しながら、歯ブラシの上に歯磨き粉を乗せます。
視覚プロンプトは、お子さんに見えるような何かで、ヒントを出すことです。この例では、お母さんが実際に歯ブラシに歯磨き粉をつけるところを見せてあげたりします。
言語プロンプトは、指導者がお子さんに声をかけて、行動を促す方法です。
この例では、「チューブを握って、歯磨き粉を歯ブラシの上にだして!」と言うような声かけが、言語プロンプトにあたります。

プロンプトを使って、お子さんが望ましい行動をしたら、すぐに褒めてあげましょうね。
強化です。

ここで忘れないで欲しいことが2つあります。

その1)プロンプトはいずれは無くしてくものです。

その2)身体・視覚・言語、それ以外にもプロンプトがある。(3つしかないと思っていたら、後にひどい目にあいます(>_<)。他のプロンプトは別の機会にお話しします。)

適宜、プロンプトを使って、お子さんの良い行動を引き出してあげてください。

お子様の成長と
ご家族のゆとりのために!

古林 紀哉