生活グッズ・療育グッズの自作と購入

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家庭療育ミニ講座

今回のテーマは「自作するか?買うか?」

生活グッズをイメージするために、典型例を3つ挙げておきます。
A) 視覚支援系
「スケジュールボード」

B) 感覚系
「イヤーマフ」

C) 不器用支援系
「エジソン箸」

では、これらの生活支援グッズのご家庭での調達戦略を見ていきましょう。
1)自作する
2)流用品を購入する
3)専用品を購入する
0)不便を承知で使わない

それ以外に、「知らなかった」のでそもそも不便も感じない人もいますね。「教えてくれたら、すぐ買ったのに〜」とか。

2番の流用品は説明しますね。例としては、「イヤーマフ」です。
そもそも「イヤーマフ」は、射撃手用の製品です。ライフル銃の大きな音から、耳を守るための製品です。軍事利用もあるので、迷彩色のイヤーマフも多いです。そしてほとんどが輸入品。

自閉症のお子さんは、聴覚過敏な人も多いので、射撃手用のイヤーマフを使っている人が多くいます。

もし自閉症の人向けにイヤーマフの専用品を作るとすると、締め付けの強さ、お子さんの頭のサイズ、自然でカッコイイ色使い、落とさない工夫、行方不明時に発見されるようなネームタグやGPS機能、などを考慮して製品化されるわけです。(そんなのが欲しいですが、未だ無いですね。)

3番の専用品は、自閉症の人が使うことを初めから想定して、商品化されたものです。
残念ながら専用品で、全てが揃うことはありません。実際はその逆で、ほんの少ししか専用品ではカバーできませんし、どの専用品の質が高いとは限りません。

専用品が無いから、
流用品を探したり、
自作していた、
のが現状だと思います。
私からのお勧め(私の主張)は、以下です。
・「グッズを使わない」から「グッズを使う比率を徐々に高める」

・「手作りグッズ」から「購入グッズの比率を徐々に高める」

・「流用品」から「専用品の比率を徐々に高める」
購入に切り替えていくと、手作りしていた膨大な時間を、もっと有効に使えます。
専用品はショボク見えることもありますが、普通のお母さんよりも何倍も考慮が深いので、使いやすいです。
手作りすると、お子さんに最もピッタリなグッズに仕上がるとは思いますが、いつまでもお母さんがグッズを作り続けることは不可能です。第三者があなたのお子さんにグッズを供給できるような流れを作っておくべきだと思います。


お子様の成長と
ご家族のゆとりのために!

古林 紀哉